学習結果のフィードバック - 高校生【紙】


 グラフの説明の前に、一番大切なことは、どのグラフもみなさんがドリルをやった成果を表しており、グラフが上がっているのは、間違いなく、皆さんが勉強した成果です。自分では感じることや思い出すことができなくても、人は1度でも見たり聞いたりしたものを、半年や1年といった長い時間、忘れずに脳の中に取っておくことができることがわかってきました。ただ回数が少ないと思い出すことができません。

 それを本人が実感したり、グラフで見ることは今までできませんでしたが、マイクロステップ・スタディではほんの少しのみなさんの勉強の成果を見える形にフィードバック(学習の結果を返すこと)することができるようになりました。ぜひ学習を通じて、コツコツと取り組むことの大切さを実感してもらえたらと思います。また、勉強に限らず、今日やるか、やらないかは、将来の自分にとって大きな効果を持っています。「どうせやってもムダだ」と思わずに、「まずは1回でもやってみることが大切だ」ということを忘れないでください。


結果のフィードバックページの見方


グラフの見方について

 成績の結果のグラフは、縦軸が成績を、横軸が学習サイクルを表しています。

 成績は普段の学習で自己評定をしてもらっている値の「全くダメ:0点〜良い:3点」から計算されています。

 サイクルは各問題に対して、それぞれ同じ回数となる問題の成績を表しており、例えばサイクル2の結果は同じスケジュールの中で全て2回目の学習時の成績を表しています。

 ただじ、学習を継続していくと問題が入れ替わるのでサイクル数=回数ではなくなりますが、いずれも同じ回数の成績を表示しています。 

上下のグラフの違いについて

 1ページには上下に2つグラフがあり、下のグラフは、縦軸の値が「全くダメ:0点〜良い:3点」になっています。上のグラフは、下のグラフの変化が見やすくなるように縦軸の値を変えて大きく表示したものです。どちらも同じデータを元にしたグラフです。


各ページのグラフの違いについて

 マイクロステップ・スタディでは、日々の学習の中で問題が出されるタイミングが複数あり、結果のフィードバックでは、その中のスケジュールCとBのスケジュールごとに成績が印刷されています。 

 スケジュールの違いについて

 スケジュールCは2日に1回のペースで出題され、スケジュールBは1週間に1度程度のペースで出題されます。スケジュールCに比べるとBの方が学習と測定の時間が空いている分、時間が経っても忘れていない正確な実力を測定したグラフになっています。

 

複数のコンテンツやレベルに
取り組んだ場合のグラフ

 さらに、複数のコンテンツ(漢字や英語)、複数のレベルに取り組んだ場合はそれぞれのコンテンツやレベルに応じて複数の結果のグラフを受け取ることができます。 



グラフはどんな形をしていましたか?

①右肩上がり

着実に実力が身についています!

この調子で頑張ればどんどんわかる問題が増えていきますよ!

②平たん

変化が見えなくても、一度見たり聞いたりしたものは着実に頭の中には残っています。もし問題が簡単すぎて、全部が「良い:3」の自己評定を選んでいる場合は次の難易度に進んでください。

③右肩下がり

成績が落ちているように見えてもがっかりしないでください、一度見たり聞いたりしたものは着実に頭の中には残っています。また、短期間にまとめて学習した場合も結果が下がる場合もあります。



毎日コツコツ取り組んでいるのに成績が右肩下がりだった学生さんへ

 

 この画像は過去にみなさんの先輩がマイクロステップ・スタディに取り組んだ成績の画像です。よく見ると初めのうちは成績が大きく下がっている様子が分かりますが、学習を継続していると大きく、成績を伸ばしています。このように学習を続けていると、一時的に実力の成績まで下がっているように見えることもありますが、長い視点で見ると成績は必ず上がります。あきらめずに学習を続けてみてください。

 記憶の理論からも一時的に成績が下がったように見えることがあることも分かっていますので、「頭が悪い」とか「勉強ができないから」という理由で成績が下がっているわけでは決してありません。


 

注意事項

  • ドリルの問題は一人ひとり違い、グラフの作り方も違いますので、ほかの人と比べても意味はありません。
     
  • なお、成績がでこぼこしたり、成績が落ちている人もいるはずです。その部分は記憶の理論や、システムの設計上仕方のないことですので、そのような結果だった人も学習を継続していれば必ず、成績はあがりますし、必ずクリアできます。次回の結果を楽しみにしていてください。

  • 問題の種類が10サイクルごとに入れ替わるため、左から数えてグラフの11本目、21本目などは成績が下がったように見えますが、別の問題の結果であることが原因で、成績が悪くなっているわけではありません。

  • 1日に決められた量以上(5日分)をまとめてやったり、適当にやったりすると正しい結果を表示できない場合があります。たくさんやりたい場合は、違うコンテンツやレベルのものを選ぶようにしてください。