学習結果のWEBフィードバックについての説明


 グラフの説明の前に、一番大切なことは、どのグラフもみなさんがドリルをやった結果を表しており、間違いなく、みなさんが勉強した成果です。自分では感じることや思い出すことができなくても、人は1度でも見たり聞いたりしたものの記憶を、半年や1年といった長い時間、忘れずに脳の中に取っておくことができることがわかってきました。ただ回数が少ないと思い出すことができません。

 それを本人が実感したり、グラフで示すことは、今までのやりかたでは、できませんでした。そんな中、マイクロステップ・スタディでは、ほんの少しの皆さんの勉強の成果を、目に見える形でフィードバック(学習の結果を返すこと)ができるようになりました。ぜひ学習を通じて、コツコツと取り組むことの大切さを実感してもらえたらと思います。

 また、勉強に限らず、今日やるか、やらないかは、将来の自分にとって、みなさんが思う以上に大きな効果を持っています。「どうせやってもムダだ」と思わずに、「まずは1回でもやってみることが大切」ということを忘れないでください。


 学習のデータがある程度溜まったタイミングで、皆さんの日々の学習の成果を解析し、フィードバックを行います。ご登録いただいた個人のメールアドレス宛に「マイクロステップ・スタディ学習記録」へのリンクをお送りします。

 コンテンツ名の横をクリックすると、その他のコンテンツ、レベルごとのグラフを見ることができます。ページの日付の横をクリックすることで過去のフィードバック時点でのグラフを表示することができます。


グラフはどんな形をしていましたか?


①右肩上がり

着実に実力が身についています!

この調子で頑張ればどんどんわかる問題が増えていきますよ!

②平たん

変化が見えなくても、一度見たり聞いたりしたものは着実に頭の中には残っています。もし問題が簡単すぎて、全部が「良い:3」の自己評定を選んでいる場合は次の難易度に進んでください。

③右肩下がり

成績が落ちているように見えてもがっかりしないでください、一度見たり聞いたりしたものは着実に頭の中には残っています。また、短期間にまとめて学習した場合に結果が下がる場合もあります。



毎日コツコツ取り組んでいるのに、成績が右肩下がりだった方へ

 

 この画像は過去にみなさんの先輩がマイクロステップ・スタディに取り組んだ成績の画像です。よく見ると初めのうちは成績が下がっている様子が分かりますが、学習を継続していくことで、大きく成績を伸ばしています。このように学習を続けていると、一時的に実力の成績まで下がっているように見えることもありますが、長い視点で見ると成績は必ず上がります。あきらめずに学習を続けてみてください。

 記憶の理論においても、一時的に成績が下がったように見える場合があることが分かっていますので、「頭が悪い」とか「勉強ができないから」という理由で成績が下がっているわけではありません。


各グラフのより詳しい説明


 学習量ランキング(WEBのみ提供)

クラスや学校単位で学習量の自分の位置を知ることができるヒストグラムと呼ばれるグラフです。


学習成果のグラフ(スケジュールC)
最初の学習から比較的短い期間を空けて取得されたデータを元に描き出した学習成績のグラフで、2日分の学習で1本グラフが増えます。短い期間しか空けていないため一夜漬けの学習効果を含んでいます。


実力グラフ(スケジュールB)
 学習成果のグラフよりも学習から長い期間を空けて取得された学習成績データを元に描き出した
学習成績のグラフで、4日分の学習で1本グラフが増えます。実際の学習では前回の学習から5〜6日間を空けているため、一夜漬けの記憶はほとんど含まれない期間を空けて取得されたデータです。一夜漬けの学習の効果を排除した実力レベルの学習成績であると推定されます。

☆マイクロステップ・スタディは記憶の忘却を考慮しています。
 特に
実力グラフは他のe-Learningにはない機能です。みなさんも一夜漬けで翌日のテストのために勉強...などという経験をお持ちではないでしょうか? 翌日のテストは良い結果だったかもしれません。ですが、そのとき覚えた知識、今どのくらい思い出せますか??

 記憶には一時的な顕在記憶と、長期に残る潜在記憶の2種類*があります。先ほどの例や、英語学習における単元ごとの単語テストなどは、主に一夜漬けの様な顕在記憶を使って問題を解くことになります。一方で英語での会話や、TOEICやGTECなどの英語力を測る試験は潜在記憶のレベルで覚えた英語の知識を主に使います。

 では、みなさんが今から学習していく英語力は、どちらの記憶のレベルで身につければ良いでしょうか……? 

 マイクロステップ・スタディはこの潜在記憶に着目し、長期に残る潜在記憶のレベルでどれだけの英単語を覚えることができているかを、ビッグデータ解析によって個人ごとに知ることができ、また、学習を続けると潜在記憶レベルで英単語が身につく学習法です。


客観テストの成績グラフ(WEBのみ提供)
学習の5日目に出てくる確認テストの結果を集計したグラフです。


各グラフが乱高下しているのはなぜ?
A.学習を短期間にまとめて行っていませんか?または、1日分の学習量が多すぎる可能性があります。1日に行っても良い学習量は5日分までです。それ以上やりたい場合は違うレベル(3つ上か3つ下)を行うようにして下さい。


 

フィードバックのサイトにアクセスできない場合は?
A.フィードバックのサイトのURLは直接お届けします。お届けの方法は、メールアドレスへ直接お送りするか、担任の先生を通じてお渡しするなど複数の方法をとっています。また、紙でのフィードバックを行う場合もあります。最初のフィードバックは学習開始から3週間程度経ってからを予定しています。フィードバックのサイトにアクセスできない場合や、フィードバックの受け取り方がわからない場合など、詳細は担任の先生や、所属機関の担当者、またはお問合せよりご連絡ください。